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ナッツの中からこんにちは

田中 修先生【夏休み子ども科学電話相談の先生たち】

夏休み子ども科学電話相談」という夏休み期間中のラジオ番組が大好きなのですが、そこで質問に回答してくれている先生方を勝手に紹介していくシリーズです。

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田中 修先生(甲南大学 特別客員教授

植物担当

味のある関西弁(京都弁かな?)で植物のことを教えてくれる田中先生。
「芽ぇがでて、根ぇが伸びて、実ぃがでけるの」。そんな調子です。
ここ数年は夏休み前半に出演されていることが多い印象。
関西弁の久留飛先生と一緒の回は、関西系のイントネーションの回答が続きやすくなります。

田中先生と言えば絶対に外せないのは、やっぱり専門用語のコール&レスポンス。

子どもたちに疑問の答えのキーワードをちゃんと覚えてほしい!という気持ちでこのリピートアフターミースタイルが生まれたそうですが、
熱心なリスナーは田中先生の出演回にこの「言うてみて~」を心待ちにしており、いざ田中先生の「言うてみて~」が炸裂すると、TwitterのTLは大いに沸きます。
番組自体が人気番組なので、放送中は番組名の「#夏休み子ども科学電話相談」は常にTwitterのトレンド上位にあることが多いのですが、
7/25の放送回では田中先生がコール&レスポンスを求めた「クロロフィル」までもがトレンド入りを果たしていました。

田中先生のお話を聞いていると、クロロフィルアントシアニンポリフェノールなどの色素を作る物質名は頻出単語で、私もばっちり記憶しました。
リピートアフターミースタイル、効果絶大です。

その他にもイチョウのようにオスとメスが別の株になる「雌雄異株(しゆういしゅ)」、オクラなどのねばねば物質「ムチン」などもコール&レスポンスされてましたね。



「ひまわり畑のひまわりはみんなカメラ目線で写真撮ってもらってるの」
「花の種類によっても密の味が違うんです。植物もそれぞれ工夫を凝らして虫に来てもらいたいと思ってるもんですから」
といった植物の視点に立った立場でのコメントも魅力だと思います。

しかし植物って身近なのに意外と知らないことがたくさんあったり、なるほど賢い生存戦略だなあと思わされることが多いです。
番組公式サイトの田中先生のプロフィールにも書かれていますが「植物は動きまわれないのではなく、動く必要がない」。
そのための工夫や仕組みを知ると、大人でも新鮮な驚きがあります。